サプリメントは、役に立つのです。
じんせいの革新領域をねらうときにも
キロン株式会社代表取締役 荒井 伸一   
からだをとりもどして、ケンタウルスをよみがえらせる
                      ケン・ウィルバー

男性のアンチエイジングを紹介するこのサイトが風変わりな点は、それが、アスリートのサプリメント術の、応用であるところです。

サプリメンテーションは、研究熱心なアスリートにも、重要な作戦です。
肉体の消耗をおさえながら、力と速度をひきだすと言った矛盾する要求に、サプリメントの特性が応えるからです。

特性とは、欠乏を補強したり、過剰を補修したり。検証済みの物質をどう組みあわせるか、摂りいれるタイミングをいつにするか。「勝つためには己を知れ」という訓戒は、彼らには 「自分のからだの生化学的な仕組みを理解しよう」 だったりもします。



アスリートのサプリメント術とは、からだの分子階層への支援活動のことです。選手生命のアンチエイジング、と言いかえることも可能でしょう。

たたかう筋肉を支援する物質はあるようですが、では、過剰に働くあたまを助ける物質はないものでしょうか。

この疑問からサプリメントの研究論文を読んでゆくと、興味深い事実がわかります。

それらエビデンスを読み解く作業と体験とを照らしあわせ、男性活動を助けるサプリメントを探り出してゆきます。

つまりは、アンチエイジングをテーマとしたサプリメントの使い方、のヴァリエーションです。

頭脳向けのサプリメントが中心である点では、いつまでも、即興の効くあたまであるためのサプリメント術、とでも言ったところです。



抗酸化物質や Virility(ヴィリリティー)も、予定しています。

ちなみに Virility(ヴィリリティー) は、「男らしさ」 という意味を買われて「精力向上に貢献するサプリメント」 をあらわす地位に抜擢されたもの、夜のサプリメントのことです。

全体に通じる点は、ハーブの抽出物もあれば化学物質もある、原料の属性がなんであるかを問わず、力あるものを使ってみましょう、とここでは、サプリメントの機会平等を進めます。



「ナチュラル」 という言葉は、サプリメントにまつわる不安心理をも一掃してくれますが、しかし、自然と安全との関連はやはり、それぞれに検証が必要です。

原料がなんであれ、よく知ることが大切です。

あるいは、サプリメントであってもナチュラルを選ぶことが主義であると言うのなら、話はいっそう微妙です。そもそもサプリメントは、食後にカプセルを口にほうりこむきわめて不自然な行為。洒落たレストランのテーブルにピルケースはほんとうに似合いません。

ナチュラル原理主義のおきて破りに手を染めたことへの罪悪感から逃れようとして、つまり、サプリメントに手を出した後ろめたさから、せめて自然の原料を使うことにする。手遅れです。

一方、化学物質を試そうとする人にはジョン・レノンがお勧めです。

ここは、イマジンのメッセージを真摯にうけとめましょう。量子の世界に思いをはせながら、こんな想像はいかがでしょうか。人工のものと、自然のものを隔てる界線なんて、どこにもないと言うことを。

そうは思えないと言った反応も当然、保護すべき自然の感情に違いありません。

選択は、自由です。それが処方箋薬にはないサプリメントの良いところ。

したがって、物質の効果は、ある意味得られる権利と心得て、しっかりと理解するに限ります。

 その方が危険も知れる。
 物質のちからを引き出すこともできる。
 無駄な健康食品を買わずに済む。

ようするに、知っている人は得をする。サプリメントも世界と同様、自由であるがゆえに、です。



また、この場所では、友だちを紹介する制度やポイントは用意していません。
たとえ友だちがいなくても、大丈夫。

サプリメントの古風な習慣にご注意ください。

伝統的な習慣に生じる風情も、呪縛となると奇妙な風習です。形式にとらわれ、当初の目的が失われます。当初の目的、サプリメントは、効果に尽きます。

たとえば、グロテスクな爬虫類の乾燥物に精力を求める。それは現代のいけにえ、精霊信仰のたぐいです。

また、わずかな分量しか含まない健康食品に健康を期待する行為は、偶像崇拝です。

安価なドリンク剤をひといきに飲みほす。これが戦い前の儀式であることは承知のうえかと思いますが。

アンチエイジングを始める段になったら自分の胸に手をおいて、部族の踊りでもはじめるつもりかどうか、正しておきましょう。これで妙なサプリメントに振り回される確率をぐっと減らすことができます。



では、意味のあるサプリメントをどうやって見つけましょう。

もしもですが、じんせいがぼうけんであるならば、おそろしいもりに行ってみることです。

アイテムを求めるときに英雄はたいていそうします。そして彼の冒険は、つづいてゆくではありませんか。



「賢者のサプリメント」は、サプリメントとして入手可能な「あたまによい物質」の論文を読み解く項目です。

さながら、この研究論文がおもしろい、と言った内容ではありますけれども、おもしろいと感じるかどうかは偏愛の度合です。

専門外の立場から見る学術論文は、見通しのきかないまるで恐怖の森。近づけません。

たとえ母国語で書かれていても難解であるうえに、外国語となると、それはもう粘土板の文字と向きあうような気分にどっぷりと言うものです。

こうして、あやしいサプリメント伝説が世間に流れでます。
 「このサプリメント、あたまにキクらしいぜ」 
 「いや、それってウソらしいよ」



学術論文を通るしか道はありません。

でもそこはやはり理系方面の密林、奇怪な単語がひしめくところです。噛みつくような凶暴性はありませんが、しかしたとえば 「末梢型ベンゾジアゼピン受容体」

舌を噛みます。はじめて来た人を固まらせる魔術も放ったりもする。
それでもこころを決めて前進あるのみです。

その物質がどうはたらくか、エビデンスの内容を知ることはきわめて重要です。

その物質がどう反応するか、実際に飲んでテストを繰り返すことは、さらに重要です。

それらの過程がサプリメテーションの精度を向上させます。この場合の精度とは、状況に適した効果のことです。

多忙な毎日のことを、走りつづける日々、などと実際に口に出して言うことは、まずありませんが、そうした状況をけん引する頭脳には、エンジンとオイルの関係のような、おぎない助けるサプリメテーションを考えたいものです。

たとえば、徹夜明けでもよくまわる。スピードとパワーを引き出す。神経細胞の消耗はおさえる。もちろん安全に。これを男性活動版、モービルの作戦、と言います。理論と経験は欠かせません。



「挑戦者のサプリメント」は、サプリメントの基礎から応用を分かりやすく紹介する項目です。

「勇者のサプリメント」 では、研究論文と経験から価値あるVirility を探りだしてゆきます。

下半身の野獣を統制して人生の推進力に転化する男性に、やがておとずれる問題は、統制が従順にとってかわる事態への対応です。 男女関係の維持にやくだつ以上の意味をもつところが、Virility の興味深いところです。

 男性はすりきれゆく宿命を背負うものである。
 英雄とはわが身をささげる存在だ。

したがって、そのアンチエイジングってやつは、気合いの別名か、 と言った意見を、このサイトはサプリメントを推奨する以上に支持するものです。

挑戦するさなかにわたしたちは時間を忘れる。集中するあまり 「わたし」 という感覚が消えることもある。老化対策の最上形は、気合いです。

ただし、からだは空間に残されたままです。ほうってはおけません。これは、その朽ちゆく城をどう補修し、いかに強化するかについての話しです。

ちなみに、からだの老化対策の基本は、よく寝て、からだを動かし、ほどよく食べることです。

その食卓に新鮮な三十品目や波音がとどく、優雅な選択もときにはあるでしょう。

ところがわたしたちは過密な街の住人です。それらをふまえて栄養を論理的に選ぶこともまったく正しい。



それに気合いの挑戦は、限界をまねきますから、そういう人はサプリメントをどう摂ればよいかがこの話しの中心です。

限界は、たとえば、物理的な障害、世間の常識、酸化物質と言ったさまざまなカタチで、挑戦者のあらゆる階層に姿をあらわしては、前進を阻み、武器をとりあげ、過去の自分に押し戻そうとするまるで権力です。

それゆえに、挑むひとにあきらめの言葉を吐かせるこんな言論統制には気をつけましょう。すなわち 「もう、おれは歳だ」

記録をねらうアスリートのように、仕事の革新領域をねらうひとに、つまり、塹壕によりかかる頭脳に、最新の補給情報をお届けします。その戦いの勝利と、無事の帰還を祈りながら。
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